こんにちは。ミスタータイヤマン住吉です。
こちらのベンツに乗っているお客様からメーターパネルにブレーキパッドの警告灯が点いたから点検してほしいとご依頼をいただきました。
メーターパネルにはこんな表示が出ています。
ブレーキパッドの残量を点検してみると
フロント、リヤともにブレーキパッドの残量がほとんどありません。
ブレーキパッドが少なくなってパッドについているセンサーまで削ってしまいセンサーが反応してメーカーパネルに警告灯が点いてしまったようです。
お客様にフロント、リヤのブレーキパッド交換とブレーキローターもかなり摩耗しているので一緒に交換をおすすめさせていただきました。
お客様からはブレーキパッドを交換するならブレーキダストが出にくい物がいいと要望をいただいたので、ディクセルの低ダストパッドのMタイプをおすすめさせていただき、すべての作業の了承をいただきました。ありがとうございます。
まずはフロントから作業していきます。
外した古いパッドと新しいパッドではこれだけ残量が違います。
ブレーキローターを外します。
ブレーキローターもかなり摩耗しているのがよくわかります。
ブレーキローターを外すにはブレーキキャリパーサポートを外すので
キャリパーサポートのプレートも綺麗に清掃します。
キャリパーサポートについているスライドピンも外して清掃してから新しいグリスを塗ります。スライドピンが固着してるとブレーキパッドの片効きの原因になるのでスムーズに動くようにします。
あとは新品のブレーキローターを取り付けて、キャリパーサポートやキャリパーのピストンを戻して新しいブレーキパッドをつけて元どおりに組み付けていきます。
最後にブレーキパッドに新しいセンサーを取り付けてリヤに移ります。
リヤもフロントと同じかそれ以上にパッドが減っています。
ブレーキローターを外すとサイドブレーキのブレーキシューが現れます。このブレーキシューもペーパーヤスリで磨いてバックプレートとの当たり面にグリスを塗っておきます。
新しいブレーキローターを取り付けて、フロントと同じようにキャリパーサポートのプレートを清掃して、スライドピンもグリスアップしてから元どおり組み付けていきます。
今回ブレーキパッドを低ダストの物に交換したのでホイールが汚れにくくなるのでホイール洗浄を追加でご提案させていただき、ホイール洗浄もさせていただきました。
ホイールの表も裏もブレーキダストで真っ黒です。